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適正価格

2009年12月10日 23:59

今日は下の子供の具合が悪かったので
家でお留守番。

昼にテレビを見ていたら
「1泊2食すると109円もらえる」などという
信じがたい旅館の情報があった。

何でもあるホームページから予約をすると
格安で宿泊でき
その中には上記の泊まってさらにお金がもらえるという
旅館もあるらしい。

そのタネあかしは
”会員制””間際の宿泊”
ようするに間際の空き部屋を宿側は安く提供して
さらに会員から集めた会費で割引を行っているのだ。

テレビではどこも損をしないし素晴らしいアイデアだ。
他でマネをするところが出てこないのが不思議だ。
・・・等と絶賛であったが、しかし本当にそうなのであろうか?

番組内でこの会社の社長が
ある旅館への営業をする場面があり
その宿の女将が最初に
「早くに宿泊を決めていただいたお客様より
 後から宿泊を決めた方が安く泊まれるのはどうしても納得できない
 常連客に申し訳ない」
という話をしていた。
それに対し社長は
「新しい需要を呼び起こすためのサービスであり
 空気を泊めても1銭にもならない、稼働率もあがります。」
と力説。
結局この旅館は加盟店となったのであった。

社長は「安売りではない。経営を効率化する」のだと説明していた。
確かに今まで高価であった広告費や手数料を省く事により
安く提供できるという点は正しいと思う。

しかし安い費用で利用できた消費者は
次には高い費用を負担しようとは考えないのが通常。
バブル崩壊後の前回のデフレ時”勝ち組”とされた牛丼。
当時280円であった事が未だに記憶に残っていて
BSE問題後の高い牛丼からは結局客の足が遠のいてしまうのだ。
土日にセールを行うユニクロでは平日に買い物をする人は少ないであろう。

間際で安く泊まれた客が
リピーターになって次も泊まるなどというのは無い。
間際で空いていたから宿泊したのではなく
安くなるので間際に決めたというのが実情だと思う。
次は・・・
やはり間際で安い部屋があればまた泊まるかもしれないが
無ければ他の安い旅館へ行くだけだ。

安くなった金額が基準になり
次はもっと安く、その次はさらに安く
と悪循環になっていくだけのような気がする。
このような体力勝負の安売りを続けていても
その場しのぎの問題の先送りをしているだけで
行き着く先は破滅なのか?

本当の適正価格というものを
今後は考えていかないといけないのではないだろうか?
最近の値下げラッシュを見ていると
大変恐ろしく感じるようになってきた。

しかし失業者の私は
今日も320円の松屋の牛丼を食べてしまうのであった。
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